瑞雲作 妙見菩薩 |
我が国では平安時代ごろから信仰されている。「日本霊異記」に霊験が書かれていて、民間で信仰が盛んになり、貴族の間で妙見法が修法された。眼病平癒・海上安全・長寿・開運・厄除け・諸願成就・天災除去・国土安穏のご利益があるとされる。亀に乗って剣を杖にするお姿(写真上)童男の武将姿で光背には北斗七星が付いている。池上本門寺の妙見堂妙見菩薩は、加藤清正公の息女遙林院が寄進したもの。 |
妙見菩薩ご利益記1紀伊の国の裕福な人が盗人に絹を盗まれたが、妙見菩薩に祈願し絹が戻ってきた話 |
今は昔、紀伊の国の裕福な人が盗人に絹十匹を盗まれた。この裕福な人は熱心な妙見菩薩の信仰者であったので、妙見菩薩に心から祈った。 さて、絹を盗んだ盗人はこの家の北の方にある市場に売り払ってしまった。その後、7日もしないうちに市場に大風が吹き、この絹を大空へ巻き上げ南へ吹き飛ばし、持ち主の家まで運んできた。絹の持ち主は「これは、まったく妙見菩薩さまのお助けによるものだ」と喜んで、益々、信仰に励んだということである。 (今昔物語巻17の48) |
仏像彫刻ワールド 仏師、瑞雲の東京千葉仏像彫刻教室案内、門下との最近の仏像彫刻展。 |
仏像彫刻展と法話集 仏師、松田瑞雲門下の仏像彫刻展と仏像に関する法話を集めました。 |
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