かわいい癒しの仏像
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 かわいい癒しの仏像 ご利益話

千手観音のご利益

抜粋した中から、現代人が手短に楽しめるようかわいい癒しの仏像を取り入れを取り入れ、しかも文語体の説話を現代語訳短編ご利益話に執筆しました。皆様の仏像への理解と信仰心の糧となりますよう願っております。 
 癒しの仏像 千手観音微笑仏
 瑞雲作 癒しの仏像 千手観音微笑仏
 千の眼で人々の願いを見届け千の手で持物に象徴される手段を使い救ってくださる仏様です。古くは実際に手が1000本ある像も造られましたが、42本、あるいは40本で表現されました。この瑞雲作微笑仏は10本で無限の力を表しているんです。諸々の苦難除去 所願成就 恋愛成就 夫婦和合 安産息災延命 罪障消滅 除病 病気平癒と何でもかなえてくださるのが千手観音のような癒しの仏像の特徴です。

千手観音菩薩霊験記1

奈良の薬師寺の近くに住む盲人が千手観音の御利益で両目が見えるようなった話。
 
 今は昔、奈良の薬師寺の近くに住む両目が見えない盲人がいた。
ある時、千手観音の誓願に「目の見えない人に日摩尼(にちまに)の御手をあてて見えるようにしてやろう」とあるのを知り、薬師寺の東門の所にすわり長年千手観音を念じていた。
 阿部天皇の御代の頃、二人の人がやってきて盲人に「そなたが哀れなので目を洗ってやろう」と目を治療してくれた。
 その後、盲人は見えない目がたちまち見えるようになって「けっと観音様が人に変じて助けてくださったのだ」と涙を流し喜んで尊んだと伝える。
(今昔物語巻16の23)
「日摩尼」 この観音が左上方第1手にもっておられる宝珠のことで太陽の象徴

千手観音菩薩霊験記2

奈良の左京の貧しい女が千手観音の御利益で銭百貫をもらって富裕になった話。
 
 今は昔、奈良の左京にひどく貧しい女がいた。子が9人もいて世渡りのすべもなかった。
女は近くの穂積寺(ほづみ)にしばらく参詣し、千手観音に「どうぞ観音さま、お慈悲をかけていただき生きる足しになる物をお授けください」と祈念していた。
 こうしているうち天平宝字七年(763)の初冬、貧しい女の妹が訪ねてきて皮櫃(かわびつ 箱のこと)を置いて「すぐに櫃を取りに来るから預かってほしい」と、わざと馬糞(まぐそ)を足に付けて帰った。
 妹がなかなか櫃を取りに来ないので、どういうわけかと妹を訪ねてみると、妹はそのようなことは初耳だと言うので不思議に思い皮櫃を開けると銭百貫が入っていた。
 貧しい女は「もしや観音菩薩さまのご利益かもしれない」と思い穂積寺に詣り観音像を見ると像の足に馬糞が付いていたので、「本当に菩薩さまが私を助けてくださったのだ」と涙を流し喜んだ。
 その後3年くらい経って、穂積寺の蔵にしまってあった寺の修繕費、銭百貫が紛失したと明るみに出た。貧しい女は富貴になって子供9人十分養え、幸福な人生を送った。その千手観音像は今もその寺に安置してあるから、必ず崇敬すべきであるとこう伝えている。
(今昔物語巻16の10)
 仏像販売木彫 瑞雲作の木彫仏像作品が一覧で見られます。金運招福、除災得幸、先祖供養などご利益別の仏像も分かります。
癒しの仏像販売 仏像作家 瑞雲作のたくさんの微笑仏像を大きな画像付きで展示販売しています。

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